バーリトゥード

限りなく何でもありに近いルールで闘う異種格闘技の総称。 1920年代にブラジルで行われていた見世物小屋が起源とされ、異種競技者同士がルールに縛られずに闘うことのできるリアルファイトに最も近い競技である。 バーリトゥードから派生した「UFC」や、UFCの流れを汲む日本における「総合格闘技」も広い意味ではバーリトゥードに分類される。その中で特に名を馳せたのがグレイシー一族の「グレイシー柔術(ブラジリアン柔術)」で、寝技を主体としたファイトスタイルは最強との呼び声が高かった。 バーリトゥードでは「噛みつき」や「目潰し」以外ならば何でもありとされ、プロレスで反則とされる「素手による顔面へのパンチ」や「喉元を圧迫する首絞め(チョークスリーパー)」もルール上で認められていたことから、凄惨な試合展開になることが多く、相手を壊すことに躊躇がない攻防はプロレスとは一線を画すものである。

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